北海道2日目。直前まで今回は円山だけかなと思っていたんですが、帯広にいるナナさんにはずっと会いたいと思っていて、ちょっと無理して行くことにしました。円山公園近くに泊まったので、朝7時前にホテルを出て特急列車で2時間半、帯広駅からバスで25分。やっとおびひろ動物園に着きました。
着いて早々、飼育員さんがマイクを付けて出てこられました。ガイドのようです。手にはスイカとバナナとトマトが。
それにすぐ気付いたナナさん、門の金具をガチャガチャさせて「早くちょうだい!」とアピールしていました。現在推定58歳のナナさん。国内2番目に長寿のアジアゾウです。でも、まだまだ食欲旺盛。
ナナさんは、昭和39年に推定3歳でこのおびひろ動物園に来ました。それから約55年間、1頭で暮らしています。
ナナさんはとても愛想が良く、私が初めての人間だとわかったようにしばらく観察しているようにじっと見てくれました。
ナナさん、とってもお鼻が長いのね。
3歳で来た当時の写真が看板にありました。この時には今のように群れで飼育したり、広い展示場を作るということは考えられなかったのでしょう。
昔ながらの展示場。モートがあり、コンクリートの床に砂はありません。
立派なイチョウの木は、ずっとナナさんとここに立っているのかな。
鼻を加えるナナさん。決して良い環境とは言えないし、ずっと常同行動をしているナナさんを見ると切なくなりますが、穏やかにナナさんらしく天寿を全うして欲しいと思います。
とてもとても可愛いナナさん。まだまだ元気でいてね。